2015年10月1日木曜日

コエド夜話〜真っ黒なビールの意外な真実・漆黒

10月ですって。
にわかにソワソワしだすブログ隊長・縞々です。

夕方になるとすっかり秋らしくなりましたね。
乾杯も「イエーッ」ていうより、しっとりが気分な今日この頃。

なんとも秋でございます。
本日はこの時期にぴったりな漆黒についてご紹介させていただきます。


その名の通り、黒い色をしたビール。
シュバルツというドイツの伝統的なビールスタイルです。


ツヤツヤと黒いですね。
泡もほんのり焦げた色がついているように見えます。

漆黒には2種のブラックモルトと6種の麦芽、アロマホップを使われています。
これはたいへん贅沢なことなのですよ!
それに素材が増えるということは、それだけ複雑になり仕上がりをコントロールするのが難しくなるのです。

なんだかハードルの高いイメージをもたれてしまいそうな説明ですが、実際のところヘヴィさはゼロです。むしろ意外なほどクリア!


モルトのほのかな甘みとキャラメル香が心地よく感じられますが、重さはなくサラサラとした印象です。
控えめの炭酸と苦み、シルクみたいな舌触りも飲みやすくて上品です。

漆黒を作るにあたってコエドビールの職人が目指したのは「きれいなビール」。
雑味や酸味などの“味のひっかかり”を可能なかぎり排除したそうです(苦労したんじゃないかな…)。
そのおかげで複雑で魅力的な風味だけが残りました。

飲みやすくてスルスル飲めてしまいますが、ちょっと待って。
あけたてのフレッシュな味わいもいいのですが、すこし時間をおいたこなれ感も楽しんでほしいのです。両手であたためてみても良い感じになります。

アロマが柔らかく濃く立ち上る感じも漆黒の懐の深いところ。
秋の夜長のおともに漆黒。ぜひこれ試してみてください★





0 件のコメント:

コメントを投稿